人は自分一人の力で生きているようで、実のところ他人も含めた自分以外の力に生かされているのです。
どんなに頑張っても、自分一人の力の及ぶ範囲はせいぜい30%です。残りの70%は持って生まれた運命や神仏への祈りやご先祖様を敬う気持ち、そして善行を積むことで成り立っています。
それを知らないと、いくら必死に努力してもなかなか結果につながらないことが多いでしょう。
人生がうまくいかないと嘆いているのは、もしかしたら心が意固地になり、自分一人の殻に閉じこもってもがいている結果なのかもしれません。そしてもがいているのを、必死に努力していると思い込んでいるのかもしれません。
自分一人の力を過信するのではなく、自分は神仏やご先祖様、周囲の人に生かされているという気持ちを持って、心を外に向けて肩の力を抜いて努力をしてみると、今まで閉ざされていた扉も案外簡単に開くものです。
努力した結果を最後に左右するのは天の意志です。
自分が努力した結果が出たと思っていても、結局はその努力を天が認めて、天がその結果を与えたのです。
最初から努力をしない者を天は認めません。
しかし全て自分一人の力だけで結果を出してきたという思い上がりを持つ者も天は認めません。
精一杯努力した後は、天の意志に結果を任せる。
結局、人は天に生かされているのです。良い意味で謙虚さを持つことが大切です。
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